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2018.05.15 Tuesday

 
その人が長く使っている器を見れば、一目瞭然にその人の内面が見える。


陶芸の世界ではよく『器はお客さんが育てるもの。』と言う。
陶芸家が作って出来上がって完成するのではない。
お客さんの手に渡ってようやくスタートするのだ。

お客さんのお手に渡ってお客さんが育てるのが、陶器である。

同じようにつくった器でも、10年もすれば、使っている方の内面が器の状態に顕れる。
まるで鏡の様に、その器の姿に目に見えるように映し出されるのだ。
器は食習慣に添うものであるがゆえに、即生命力につながる使っている人の状態が、そこに顕れてくる。
土の器ってすごい!!とつくづく思う所以。


10年以上前に、ラスターの器を購入くださった方が、
毎日毎日かなりヘビーに、しかしとても大切に使ってくださっていて、
ある機会に、使い込まれたその姿を見せてくださった。

想像もできない美しく変化した器に、もはや私が作ったものではない、
完全にその方の器になっていたことに感激した。
お客さんが育てる、とはこういうことなんだと自分の作品をして一目瞭然。
見せてくださったことに感謝し、そして幸せな器を祝福した。

その器はいまもヘビーに、そして大切に使っています、と、その方は先日のデザフェスでも言ってくださり、
器はさらなる変化を続けているという。

幸せな器は、鏡の様に使う人の日常に添ってその内面を映し続けている。


2018.05.07 Monday

「羽衣」

 





樹や森を描くことでこんなにも癒される。




2018.04.27 Friday

銀彩途中経過

 
今回この作品に於いては
かなり筆跡生々しい雰囲気のままに焼き上がり、
テーマに沿っている様に感じています。
写真は銀彩を施している様子。

完成までにはまだしばらく。
この後金彩を施し、焼成を繰り返します。

人智で行えるかぎりのことをしています。
最終的には天の采配にゆだねます。






2018.04.23 Monday

『大地を探して』

 
 


(写真は下絵焼成前)



MAJO個展『ARCO IRIS』




5月3日(木)-5月27日(日) 12:00-19:00 水曜定休

会場/gallery ARCA
 神戸市中央区北長狭通4-7-3 元町フタバビル201 tel.090-6323-2037
 JR元町駅 東出口徒歩1分


画像をクリックすると拡大します



ぜひお越しください。


2018.03.17 Saturday

光とともに

 


光 とともに

心 ゆったり




葉っぱ小屋さんで開催中の二人展「BOSQUE〜メザメノテマエ」。

毎日本当に素敵なお客さまばかりお越しいただいているとのこと、
オーナー様からお聞きしています。

なによりオーナーのhappo do さんがこの展示を
『ほんとうに沢山の人に見てほしい!作品たちがみんなぴかぴかとしているの。』
とおっしゃっていて、
その気持ちがきっとお越し下さる方に通じているのではないでしょうか。

お越しくださった皆さまが、作品を丁寧にご覧くださり
そしてその中で出会いがあり。。
ものづくりをしている者の根源はこの出会いの瞬間のためにあるのだと思います。
そこから先は皆様のお手元で作品たちが育てられてゆくのです。

私たちが作っているのは「もの」ではないんです。
「心」や「温度」、そして「力」があります。
ものを作ることは、自然の力を借りながら大きな自然の流れにたずさわること。
そしてそうやって作られたものをお手に取ることはこれもまた自然のなかに還ってゆくこと。
これは終わりのない根源的なストーリーだと気づきます。

そういう意味でこの葉っぱ小屋さんの展示は、自然の一連の流れの中にあって、
さらになにもかもが自然にぴたりと調っている稀な時空間のように感じています。

お越しくださいまして本当にありがとうございます。
引き続き今月26日まで開催しております。

happa doさんのお気持ちと私も同じです。
この展示、ほんとうにたくさんの方に見ていただきたい、と思っています。

ぜひ。

お待ちしています。




BOSQUE〜メザメノテマエ〜

2018.3.1.thu.-26.mon 
11:00-18:00 火曜定休

会場/葉っぱ小屋 鎌倉市御成町11-10 2階 
電話080-1164-9020
http://www.happado.com
info@happado.com

アクセス/鎌倉駅西口より左へ100歩。
御成通り右手のインテリアマサキさんの2階。






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2018.03.06 Tuesday

月と兎

 
古神道の勉強をしている中で
いろいろとキーワードが浮かんでは消え
つかめないこともあれば
つかめそうなこともある。



そのなかのひとつとして、
兎に秘められている物事が気になっていた。

日本神話に登場する兎の役割は?
最近作った兎の絵皿は図らずも「因幡の白兎」でした。

因幡


並ぶ・並べる
オオクニヌシノミコト

そしてそこに月が加わる。

言葉や理屈でないものは、
ものづくりのなかで根源的なところへ突然繋がることがある。

そんなところへいま手が届きそうな予感がしているのが
月と兎。

以前、古神道の修道師が言われた
『神話の兎には深淵な意味がある。』という言葉を思い出す。



この5月の神戸での個展のテーマは「ARCO IRIS」。
スペイン語で虹の意味。

ARCO/アルコは、アーチの意味で、
IRIS/イリスは瞳の虹彩のことだけれど
ギリシャ神話の女神の名前でもある。

イリスは女神でありながらも背中に羽をもっており、
天と地を結ぶ役割がある。
(雅楽の世界に於いての龍みたいな?)

オリエンタルの神話を辿ってゆくと、
「天と地を結ぶ虹の女神」という神話を持っていた国は他にもあって、
どこの国だったか失念したけれど、
その女神の神使として兎が使わされていた。

ある友人が、直感的に、『龍と兎は同じ気がする。』と言っていたことを思い出した。
どこかでつながっているのだろうか??

兎を描くことで神秘に近づくような感覚があります。



そういった流れがあり、
現在鎌倉で開催中の二人展「BOSQUE〜メザメノテマエ〜」でも
今回は兎の絵付けが多めとなりました。

(今日のおぼえがきの写真の作品はすべて
現在この企画展会場の葉っぱ小屋さんにて展示中です。)



『BOSQUE〜メザメノテマエ〜』

2018.3.1.thu.-26.mon 11:00-18:00 火曜定休

会場/葉っぱ小屋 鎌倉市御成町11-10 2階 電話080-1164-9020
http://www.happado.com
info@happado.com

アクセス/鎌倉駅西口より左へ100歩。御成通り右手のインテリアマサキさんの2階。






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2017.08.15 Tuesday

絵皿「深い海のひかりと泡」


絵皿「深い海のひかりと泡」。
金彩の撮影はむずかしい。
下絵をメインに写し出そうとすると
金の輝きが映えなくてただ茶色に写ってしまうことも多い。

今日のような薄暗い雨空の自然光では、金が静かな力を持って映える。
この機会を逃すまいと
あえて自然光の中で撮ってみました。



釉の反射とロクロ目が水輪のようでもあり、
以前撮ったものとまたかなり雰囲気が違う。

今日撮った人魚は、なんだかはかなげな表情にも見えて不思議。。
平面に描いた絵と違って、
うっすら立体感のあるお皿に描かれたものの面白いところです。

ぜひ会場でもいろいろな角度からご覧になってみてください。





点滴堂企画展「人魚姫の嘆き 2017」 →公式ページ

8月23日(水) - 9月3日(日) 月・火定休

12:30-21:00


会場/ 点滴堂 →HP
    東京都武蔵野市中町1-10-3 2階
    ・三鷹駅 北口より徒歩5分




「点滴堂」さんとはこんなところです・・・

ギャラリースペースのあるブックカフェ。
三鷹駅 北口 歩いて5分のちいさなお店です。

書棚の古本や 作品の展示とあわせておいしい珈琲をどうぞ♪

書棚や展示作品をご覧になるだけでも歓迎です♪

どうぞお気軽にお立ち寄りください☆

(点滴堂さんホームページより)

***


よろしくお願いいたします。



2017.07.10 Monday

幸せな展覧会でした

 


昨日最終日を迎えましたくるみギャラリー企画展「Antonio詩×MAJO陶」。
ギャラリートークも満席で、
暑い中本当にありがとうございました。


今回は映像など使用せず、シンプルにトークのみで進めてゆきましたが、
かえってシンプルゆえにお話が深く
自然に時が流れていったように感じました。
もっとおしゃべりしていたいまま時間が足りなくなるくらいでした。
ご興味あるかたはトーク後もアントニオ氏に質問されていたり、
また私にも展示のご感想などいただいたりと歓談が続き、
とてもよい時間でした。
ほんとうにありがとうございました。

ギャラリートーク内で提供させていただきましたタパス「サルモレホ」は、
私が住んでいた町ラ・ランブラの「生きる百科事典」のような人から教えて頂いたレシピのものです。

サルモレホのレシピは、
日本のサイトで日本語で紹介されているものは
あれ?ちがうな?と思う内容のものが多く、
昨日用意いたしましたものは、
郷土色つよいものですので現地でなければ食べられないもので、
まさに昨日のような暑いなかで頂くのにぴったりな、
暑さで疲れている体が喜ぶタパスです。
みなさまから「おいしい」といっていただきほっとしました。

昨日のタパスの食材の影の立役者は、
高知の茶々香さんのにんにくです。
スペインのにんにくと日本で売っているにんにくは違うなあと
常々思っていたのですが、
茶々香さんの育てたオーガニックのにんにくは、
スペインのものに(イコール自然のものに)近い。
少量でもしっかり力があるのですが、
食後、しつこくにおいが残らずさっぱりとしているのも特徴です。


トーク中のアントニオ先生をずっとスケッチされていた画家の方も。
「すごく絵になる。アントニオ先生をみていると創造力が触発される。」
とおっしゃっていました。
先生の生きてきたすべてが、トークの内容と同じように、
その姿にも魅力を持ってあらわれているのでしょうね(^^)


お忙しい中、会期中何度も顔をのぞかせて下さったアントニオ先生に感謝です。




会期中お越しくださった皆さまには、今回ほんとうに丁寧に作品をご覧いただき、
今後の出展環境について改めて考えてゆく基盤となる展示になったと思います。



作品のひとつひとつ、というのでなくて
「会場全体の大きな流れに心地よく乗っているようだ」、と
何人もの方からご感想頂いたのも
今回の展示の核心をすんなりと得ておられて、
この展示の役割というものが明確になっているとわかりました。

私の内にあるスペインや自然、土、気流、それらすべてのものが
お越しになった人をとおして現れたような、何とも言えない展示となりました。
今回第3回目にして、ようやくすべての意図や力が抜けて
自然のままに沿うことができたように感じています。
そして今後さらによくなっていくことを確信しました。
今回おこしくださったみなさまは、ファミリーのように感じています。

沢山の人に親しまれ、
心に、本質に、とどく幸せな展示でした。
この企画を下さいましたくるみギャラリーのオーナー氏に心から感謝しています。

昨日の帰りの空には不思議に輝くまあるい月がありました。




この展示におこしくださり、
関わりを下さり、
お力をくださいましたみなさま。

ほんとうにありがとうございました。





2017.07.02 Sunday

企画展「Antonio詩× MAJO陶」3日目

 



6月28日のおぼえがき「赤土のみなもとで描く」に掲載しました赤い顔料の絵。
ネット上からも、日本から海外から多数ご反応頂いて、
あれはなに?!というご質問もいただいておりました。

まずはあの作品を生んだアントニオ氏の詩をふたたび。


Por el rio de la sangre
corre el dolor
orin del tiempo
frios polares
trabajo sin descanso
trabajo sin protesta
viejo cacharro
no te arrepientas

Antonio Duque Lara



血の川を
痛みが走る
時の錆
極限の寒さ
休みなく働き
抗議なく働き
古びたポンコツ
君は後悔しない



詩:アントニオ・デュケ・ララ
(訳:MAJO)



詩中にでてきますorin/鉄錆をふくんだ赤い川というのが実際に存在し、
その流れは血液のようでもあり、
大地そのものから意気揚々と立ち上がり巡る気流のようでもあります。
赤/あか=丹/あか。
人のからだもこの大地から生まれてきたのではないか、と
土を触っているときのように、
この絵を描いているときにも感じられたのでした。


大地から分けていただく陶芸の赤土にも
この赤い川の鉄錆のように、oxido de hierro/酸化鉄が含まれます。
陶芸の原料として私も持っておりましたので、
今回の展示にあたり、
まず、ふのりを濾して、


それにoxido de hierroを混ぜて
絵の具のようにして大きな布に描いていたのが6月28日の写真の舞台裏です。




本日もくるみギャラリーは19時までオープンしております。

オーナ氏ともお話ししていたのですが、
立体やインスタレーションの展示はどうしたって写真ではお伝えできません。
今回お話しさせていただいた赤い絵のこの赤の色すらやはり写真と実物は印象が異なり、
ほんとうは土のような肉のような質と色をしています。

ぜひ会場にて、この場の気流を感じていただけましたら幸いです。


◆企画展『Antonio D.L. 詩×MAJO 陶』
 6月30日(金)ー7月9日(日)  12:00-19:00 火曜休





 最終日9日の15時-16時半は、
 アントニオ氏をゲストに迎えてのギャラリートークあり(日本語開催)
 スペインについて、詩について、陶について。。
 それぞれに関する質問コーナーも今回もうけました。
 どうぞお楽しみに*
 参加費2500円 アンダルシアのタパス、ドリンク付
※最終日の15時以降はギャラリートーク参加者のみご入場頂けます。
 参加お申込はくるみギャラリーまで。

 くるみギャラリー
 東京都国分寺市本町2-18-16
 TEL.042-312-2963
  メール kurumi@pg7.so-net.ne.jp

6月30日、7月1、5、7日の全日と、
9日の15−16時半「Dia de la charla ギャラリートーク」の時間帯に、
在廊しております。

お越しをお待ちしています*

クリックで拡大します


2017.06.30 Friday

「Antonio 詩 × MAJO 陶」コラボ企画展初日

 



初日が明きました。
9日まで、どうぞよろしくお願いいたします。

展示会場の冒頭に掲示させていただいている、
今回コラボレーションさせていただいている詩人のアントニオ氏についての内容を、
下記にそのままご紹介させていただこうと思います。


***

Antonio Duque Lara 氏との出会い。

今から25年程前、初めて南スペイン・アンダルシア地方を一か月かけて
バックパック旅行した際に、土地の人の優しさや哲学のようなものに触れ、
「これは言葉ができればもっと面白かったのに。
旅の途中途中で出会ったあの人たちともっと話がしたい!」という旅の経験から、
帰国後すぐにスペイン語を習い始めたのは私にとってとても自然な流れでした。

そして2002年に実際にスペインに住むことに成る直前までの約5年間、
東京の東西文化センターで教鞭を執っておられたAntonio Duque Lara氏に
スペイン語を教わることに成ります。
アントニオ先生(ここからはいつも親しく呼ばせて頂いている
この呼び名で書かせてもらいますね)は、言語学と民俗学に通じた語学の先生で、
いつも教科書から離れて、スペインの民族文化や芸術、そしてまた
スペインのごくごく日常にも沿った授業をされていました。

またご自身十代の頃から詩作を始めて冊子にまとめられているとのことで、
その繊細な感性も相まって、先生の視点からの授業は、
芸術的・哲学的ともいえる深さがありました。
(スペイン語初級の生徒達には、あまりに奥深いお話を
スペイン語では理解できなかったことでしょう。
私が取っていたクラスのアントニオ先生の授業では日本語で行われる内容が6-7割でした。)
それがまた私にはとても幸運でした。

というのも後年、偶然の重なりにより、
アントニオ先生の生まれ故郷スペインのコルドバ県に、文化交流で住む事に成った私は、
実際に現地に行ってみて初めて、
「ああ、これが先生のお話しされていた事なんだ!これが授業で聞いたあれか!」と、
事前に日本で先生から何年もかけて伝えて頂いた奥深いスペインが、
目の前に立ち現れるのを毎日のように新鮮に感受し、
心の奥深くに吸収してゆくことができたのです。
学んできたことが日常的に実体験を伴うという
なんとも幸せで夢のようなスペインでの毎日の暮らしでした。

実用的なスペイン語での日常会話は必要に迫られて
現地でなんとか自分なりに対応してゆきますが、
自分の語学力以上の民族文化や宗教、芸術や歴史、思想については、
もし何も知らないままスペインに渡っていたら、
私のスペイン在住は確実にもっと浅いものになっていたと思いますし
今の私はなかったことでしょう。

今回の展示からは、昔も今も詩作を続けられている先生の詩からその感性を、
そして私が受け取ったスペインの大地を、少しでもお届けできたらと思っています。
またこの展示の最終日9日に行われるギャラリートークでは、
そんなアントニオ先生の授業の臨場感のようなものを感じて頂けることと思います。
くるみギャラリーのオーナー氏のお力添えにより隔年実現させているこの展示会、
お楽しみ頂けましたら幸いです。




***

◆企画展『Antonio D.L. 詩×MAJO 陶』
 6月30日(金)ー7月9日(日)  12:00〜19:00 火曜休





 最終日9日の15時-16時半は、
 アントニオ氏をゲストに迎えてのギャラリートークあり(日本語開催)
 スペインについて、詩について、陶について。。
 それぞれに関する質問コーナーも今回もうけました。
 どうぞお楽しみに*
 参加費2500円 アンダルシアのタパス、ドリンク付
※最終日の15時以降はギャラリートーク参加者のみご入場頂けます。
 参加お申込はくるみギャラリーまで。

 くるみギャラリー
 東京都国分寺市本町2-18-16
 TEL.042-312-2963
  メール kurumi@pg7.so-net.ne.jp

6月30日、7月1、5、7日の全日と、
9日の15-16時半「Dia de la charla ギャラリートーク」の時間帯に在廊しております。

お越しをお待ちしています*

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