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2019.08.30 Friday

神話の記憶 〜企画展『わたしの人魚姫』

 


男性性を感じる女神(人魚)。

陰陽のむすびの法則。
この人間界に於いては男性性は陽、女性性は陰とされる。
けれど
陰のなかにもちいさな陽が
陽のなかにもちいさな陰が
それぞれ含まれている。

陶芸を始めたころに、
大学の教授から物理化学的な視点からのお話をお聞きした。
火の中にも少量の水が含まれている、ということがとても興味深かった。
100%の火だけでは燃えることができないのだ。

ちなみに陶芸家となる人は深く学びを進めるうちに
ふたての道に分かれるそうで、
・ひとつは物理化学的な陶芸の道へ
・もう一つは感性と造形の陶芸の道へ
陶芸の深層にはそのどちらをも兼ね備えている。
この二つの道を、古神道的に「顕界」と「幽界」と言い換えてもよいと思う。
自分に照らせば、圧倒的な幽界のなかにちいさな顕界が含まれて
作品の陰陽がむすばれていると感じます。
(狙ってそうしたわけではなく、図らずも、ですが)




瀬織津姫という縄文の古い女神がこの地上に顕れた発祥として
天からやってきたという物語がある。

ある種の隕石というのは生命で
(自然物に神が宿る日本の八百万神の認識と同じように)
その隕石が地球の強い引力に引き寄せられてこの地上に落下するのだけれど、
それが海に落ちるものもある。

隕石に宿る生命
(魂だとかエネルギーだとか言い換えてもよいのだと思う)が、
深い海の底から、地上に、天に、惹かれ憧れ想い続けるというのはありそうな話だ。

アンデルセンの人魚姫という物語は、
深い海の底の人魚が王子に惹かれ、夢破れて泡となり、
物語の最後に人魚姫の魂を救済する天使から天へ昇る約束を言付けられる。
(原作を読むと物語の最後には人魚姫は肉体を失い、魂になっていますね)

このアンデルセンの人魚姫の物語の骨格も
宇宙からやってきた隕石に乗ったエネルギーが深い海に落ち、
その強い生命エネルギーで海を司り、
やがて後に瀬織津姫と成って地上に顕れる神話と波長がとてもよく似ている。

宮沢賢治も不可視のものを見通す方でしたが、
アンデルセンもその過酷な幼少期・青年期を経て
この現世(うつしよ)の元(核)となる世界へ繋がっていったのではないかなと
今回の企画展に参加させていただいて気づき、そう感じたのでした。



企画展 『わたしの人魚姫』

8月28日(水)-9月8日(日)月・火曜定休 12:30-21:00

会場 点滴堂 東京都武蔵野市中町1-10 2階 tel.090-6796-5281
アクセス 三鷹駅 北口より徒歩5分


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