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2017.07.16 Sunday

やってくるものたち 


現在出展中の作品のひとつに、
ここおぼえがきでも工程をご紹介していた
「深い海のひかりと泡」という絵皿があります。


この作品に限らないのですが、
私はいつも作品がどうしても自分の作ったもののように感じられず、
どこからかやってきた他人ごとのように感じているので、
(つまり私は彼らをキャッチするアンテナのようなもの)
今回もそんないつもの自然な調子で
この絵皿のことを少し書いてみようと思います。

今までより大きな窯の導入もあり、私にしては大きめの絵皿です。

必要以上にサイズが大きくなるのは疑問ですが
その絵柄にとって必要な大きさというのはあると思います。

そう、この春に見てきたミュシャの「スラブ叙事詩」もそうでした。
一連の叙事詩を見終わった後、
まるでひとつのお芝居を観終わったようなあの感覚。
あの物語の世界にすっかり自分の身を浸す感覚は、
あの大きさがあってこそ。
必要あってあの大きさの絵にミュシャが描いたのだと
展覧会場で実際にこの目で見て体感して、それがよくわかりました。

もちろんミュシャの大作ほどの大きさはありませんが(笑)
この人魚姫の絵皿も、この大きさのうつわがあってこそ
ここにやってきたのだと感じています。

良い、悪い、ではなく、
それぞれの大きさに見合ったものがちゃんとやってくる。

私は素焼きの終わった器をみると、
次はどなたがここへやってくるのかとてもワクワクします。
トントンと扉をたたいてやってくるまで
どなたがやってくるのか私にもわかりません。
自然現象です。

そうしてこの大皿にやってきたのは、
リュウグウノツカイと人魚姫でした。
ぴたりとこの器に収まったのでした。


さて、ここから余談なのですが、
この絵皿「深い海のひかりと泡」の裏側。

先日、アトリエシードの店長さんと龍についてお話ししていたのですが、
あとで気づいたのが、この絵皿の裏側のこと。
よくよくみると銀彩の焼き上がりの感じがまるで龍のうろこのようで。
それもなんだか生きてるみたい!



銀彩の焼き上がり風情も、人智ではコントロールできないことのひとつで、
こんな風にやきあがるのはなんだかおもしろい。

深い海の守りをまかされた龍が
しらないうちにやってきていたのかもしれません。

それにしてもなんとも不思議な力のある絵皿に焼きあがりました。
いつまでも見ていたいような、
みているとすうっと吸い込まれそうな、そんな人魚姫の雰囲気を宿しています。

ぜひ会場にて実際にご覧いただけましたら幸いです。


企画展『人魚姫の涙 〜光をさがして』
 7月15日(土)ー8月13日(日) 12:00〜19:00 水曜休

出展作家
MAJO (造形・絵付師 逗子)
NOE Mielotar(ガラス 群馬)
glass32(再生ガラス 沖縄)
GlassGlass(ステンドグラス 大阪)
殿最操(造形・陶器 和歌山)
やんばる意匠(染色・紅型 沖縄)

会場/アトリエシード
 兵庫県神戸市中央区北長狭通4-7-3 元町フタバビル201
 TEL.090-6323-2037 ※元町駅 徒歩1分


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