アクセス解析
レンタル掲示板
2019.11.03 Sunday

料理をすることは生きること。

 

昨日は食のつながりを学びに品川の八芳園へ。



以前、葉山の棚田でとれる自然農のお米で作ったアイスクリームを販売される、
というお知らせで私は初めて知った温野まきさん。
種の話、お米の話などなど食や農について絞ったテーマで
非常に大切な学びを得られる雑誌「自然栽培」を作られていて、
今回、八芳園ではご自身が立ち上げた時雨出版からの最初の本、
「最初に読む料理本」出版記念という事で
この本の監修の古谷暢康氏もゲストで来られていました。

 
講座が始まるのより少し早めの時間に八芳園に到着し、
噂にたがわぬ素晴らしいお庭を満喫しました。










樹齢数百年〜最長齢500年の盆栽たちが並ぶ散策道も見ごたえがありました。










今回、ショートコースの食事がついたこの講座に私の足を向けさせたのは
ご案内にあった「ビーガン、アレルギー対応致します」の文言。

お料理の担当は八芳園料理長の松永学さんです。



私はビーガンと、アルコールアレルギーでのご対応をお願いいたしました。





特に食品添加物や農薬アレルギーがあるので
私が本当に安心して食べられるのは
自分で選んだ食材で自分で作った料理になりますが、
まったく同じことを、ゲストの古谷さんもおっしゃっていました。

料理長の松永さんはテーブルごとにおこしになり、
非常に丁寧にお料理の説明や、
こちらからの質問にお答えくださいました。
今回の講座で私がとくに心に残ったのは、松永さんのご対応です。
ビーガンやアレルギーの希望者は、
参加者数の10分の1にも満たなかったのですが、
少数派ということに関わりなく、
ビーガンとアレルギーのためにソースの下ごしらえから食材に配慮して
すべて別に作ってくださっていて、本当のプロのお仕事、
そして『古谷さんの本も読ませて頂いて居て、
とてもよい勉強をさせていただききました。』と
自然な笑顔で楽しそうにおっしゃっていました。
この方は本当に食がお好きなのだなあ、と感じるのとともに、
素直で純粋であることが素敵だと思いました。
「一流である」ということの必須条件は「純粋」であり「素直」であることだと
そうでなければ本質に届かないことを、
松永さんの御存在がそのまま立証されているように感じました。

どのお料理も、ほんとうに素晴らしく、松永さんはフレンチが御専門とのことですが、
『付け焼刃のものをお出しすることはできませんので』とおっしゃり
そして『ビーガンでない方の料理と近いものを、
他の方のお料理と差があってはならないと思っていて』ともおっしゃり
ビーガンのお料理もご経験から各食材が響き合うように工夫されていて
それをひけらかすでもなく、
『なによりおなか一杯になってお帰り頂きたい』とおっしゃり、
『ご飯足りていますか?』と、
季節のキノコの炊き込みご飯のおかわりのぶんを
さっとおにぎりにして追加でお持ちくださいました。。お心遣いを感じました。
これが本当の一流なのですね。


食材はもちろん総てオーガニックとのこと。
デザートのパンナコッタに添えられていたのは温野さんからのご縁により、
なんとあの奇跡のリンゴの木村さんとその娘さんからのお届けものだそう。
まさか木村さんのあのリンゴがいただけるとは、感激でした。

松永さんは『僕もこれまで1個だけ木村さんのリンゴを手に入れた事があったのですが
今日はこんなにたくさん、日本一のリンゴをどのようにすればよいのか
本来は生のままで召しあっていただいたほうが良かったのか。。』
と迷われた本心をおっしゃいながら、
最終的に柚風味のコンポートとして仕上げられた木村さんのリンゴは、
木村さんの愛情と、松永さんの純粋さが加わって
ただひとことで「美味しい」というだけではとても表現できない
手を加えてもやりすぎていない、絶妙な調和を放っていました。
生き物=食材の声を非常に繊細に聞くことができる
並々ならぬ木村さんと松永さんの、
プロのお仕事から奏でられた妙音を聴いた思いです。
 



大変貴重な食の学びの晩でした。
古谷さんいわく『情報よりまず自分の感覚を鋭くすることをして下さい』は、
食のみならず、この世界で活きる上ですべてのことに言えるように思います。

日本の外食でこれまで一度も美味しいと思った事がないという古谷さんをして、
松永さんのこの日の料理は
『初めて日本で美味しいと思いました。』と言わしめました。

松永さんの食と食材への純粋で素直な気持ちがそのまま顕れたお料理。
これこそが一流なのだとご自身の御存在と合わせて
一つの定義を見せていただけたように感じます。


 
Calendar
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031    
<< December 2019 >>
生活をみなおそう
                       
MAJOホームページ
http://majo.moo.jp
MAJOへの仕事のご依頼
展覧会や委託販売、制作などお問合わせは まずはメールにてご連絡下さい。 majo_ceramica@yahoo.co.jp
Profile
MAJOプロフィール
 
Live Moon ブログパーツ
 
Selected Entries
Categories
Archives
Recent Comment
Profile
Search this site.
Others
Mobile
qrcode